見えるものと、見えないもの。
この世界は、たくさんの物と
形と色であふれている。
ときに、見えるものだけが
存在すると思い込む。
暗闇の中に浮かぶ、星の光。
目をつむると聞こえてくる、風の音、
鳥の鳴き声、人の足音。
見えなくても存在する、
さまざまないのち。
もし、夜空に星が輝くように、
いのちが光って見えたなら。
人間も、動物も、植物も、
すべてのいのちが光であったなら。
そのとき、
どんな景色が見えるのだろうか。